子どもが同じ本ばかり読むのは大丈夫?
同じ本ばかり読むのは珍しいことではない
昨日も読んだのに、今日も同じ本。
図書館へ行っても、毎回同じシリーズばかり借りたがる…。
親としては、
- もっといろいろな本を読んでほしい
- 幅広いジャンルに触れてほしい
- 語彙を増やしてほしい
と思ってしまいますよね。
でも実は、子どもが同じ本を繰り返し読むことは決して珍しいことではありません。
むしろ、読書が好きな子ほどお気に入りの本を何度も読むことがあります。
👉 子どもが漫画ばかり読むけど大丈夫?
無理に違う本を読ませなくても大丈夫
「もうその本は卒業しよう。」
そう言いたくなる気持ちも分かります。
でも、無理に違う本を読ませる必要はありません。
読書は勉強ではなく、楽しむもの。
「好きだから読む」という気持ちを大切にしてあげる方が、長い目で見ると読書習慣は続きやすくなります。
大人でも何度も読みたい本はある
何度読んでも「また読みたい」と思える本に出会えることは、実は簡単なことではありません。
多くの本は、一度読めば満足して終わります。
大人でも、「前に読んだから」と読み返さない本の方が多いですよね。
それでも繰り返し読みたくなるということは、その子にとって本当に心に残る一冊だったということです。
私も、学生時代に買った歴史小説を今でも何度も読み返します。
結末や歴史的事実を知っているのに、前は気づかなかった描写や登場人物の心情に気づくことがあり、「やっぱり面白いな」と感じます。
お気に入りの本があるのは良いこと
子どもも同じで、「また読みたい」と思える本に出会えたこと自体がとても素敵なことなのだと思います。
今夢中になって読んでいる一冊も、数年後には卒業しているかもしれません。
それでも、何度も読んだお気に入りの本は大人になっても心に残ります。
もしかしたら将来、自分の子どもに
「これ、ママ(パパ)が小さい頃に大好きだった本なんだよ。」
と読み聞かせる日が来るかもしれません。
だからこそ、「同じ本ばかり読んでいる」と心配しすぎる必要はありません。
子どもには、繰り返し読むからこそ得られる読書体験があるのです。
子どもが同じ本ばかり読む3つの理由
1. 内容が分かっているから安心できる
初めて読む本は、
- どんな話なんだろう
- 難しい言葉はないかな
- 面白いかな
など、意外と頭を使います。
一方、何度も読んだ本なら内容が分かっているので安心して読めます。
小さな子が毎日同じ絵本を読んでほしがるのも同じ理由です。
2. 好きな世界観を何度も楽しみたい
大人でも好きな映画を何度も見たり、お気に入りの漫画を読み返したりしますよね。
子どもも同じです。
好きなキャラクターや世界観を、もう一度楽しみたいだけなのです。
3. 「読めた!」という成功体験を味わえる
ひとり読書を始めたばかりの子にとって、「一冊読み切れた!」という経験は大きな自信になります。
だからこそ、「この本なら読める!」という安心感から、同じ本を何度も読むことがあります。
👉 子どもが本を最後まで読めない!途中で飽きる原因と対策
子どもの読書の幅を少しずつ広げる方法
同じシリーズをすすめる
一番簡単なのはシリーズ作品を読んでいく方法です。
- かいけつゾロリ
- おしりたんてい
- 科学漫画サバイバル
- 角川つばさ文庫
など、同じシリーズや同じレーベルの本を選ぶと、文章レベルや作風が似ているので安心して読むことができます。
👉 ひとり読書期の本選びはジャンルとレベルに幅を持たせる
好きなジャンルを広げてみる
例えば恐竜が大好きで恐竜図鑑ばかり見る子がいるとしましょう。
- 「恐竜キングダム」など漫画を読む
- ジュラシックパークなど映画を見る → ジュニア小説を読む
- 「恐竜とぼく: 好きが未来になる瞬間」など恐竜研究者の自伝を読む
など、テーマは一緒でも切り口を変えてみるのもおすすめです。
ジュラシックパークの原作は大人向けでページ数も多く大変です。
でも最近は、小学校中学年からでも読みやすい文章のジュニア版も出ています。
また、恐竜研究者の自伝を読むというのは、お子さんの好奇心を満足させるだけでなく、将来なりたいものを考えるきっかけにもなるのでおすすめです。
子どものペースで読書の世界を広げていこう
まずは「好き」の延長にある本を探す
同じ本ばかり読んでいると、「もっと違う本も読んでほしい」と思うかもしれません。
でも、お気に入りの一冊を何度も読むことは、その本を心から楽しめている証拠です。
無理に新しい本へ切り替えさせる必要はありません。
大切なのは、子どもが「次も読んでみたい」と思える一冊と出会えることです。
例えば、
- 同じシリーズの次の巻をすすめる
- 同じ作者の別作品を借りてみる
- 好きなテーマの図鑑や漫画を一緒に読んでみる
など、「好き」の延長線上で少しずつ世界を広げていけば十分です。
子どもの読書は、大人が思っている以上にマイペース。
今は一冊を何度も読む時期でも、成長とともに興味の幅は自然と広がっていきます。
焦らず、お子さんの「この本が好き!」という気持ちを大切に見守ってあげてください。
本選びに迷ったら、周りを頼るのもおすすめ
同じ本ばかり読む子どもに「次はどんな本をすすめたらいいんだろう?」と悩むこともありますよね。
そんな時は、
- 本屋さんで一緒に選ぶ
- 図書館の司書さんに相談する(リファレンスサービス)
- ヨンデミー
(AI選書サービス)を利用する
など、親だけで頑張りすぎないことも大切です。
子どもが同じ本ばかり読む時は、「次の一冊」を見つけるのが意外と難しいものです。
ヨンデミーでは、最初に読書レベル診断を受けると、子どもの読書レベルや好みに合わせて本をおすすめしてくれるので、「次に何を読もう?」と迷った時にとても助かっています。
もちろん、ヨンデミーのおすすめが必ずしも全てのお子さんに合うとは限りません。
でも、親とは違う視点で本を選んでくれるので、「こんな本が好きだったんだ!」という新しい発見があることも少なくありません。
まとめ:同じ本ばかり読むのにも理由がある
子どもが同じ本ばかり読むのは、決して心配することではありません。
- 内容が分かっていて安心できる
- 好きな世界観を何度も楽しめる
- 「読めた!」という成功体験を積み重ねられる
など、子どもなりの理由があります。
「もっといろいろ読んでほしい」と焦るよりも、まずはお気に入りの一冊に出会えたことを喜んであげましょう。
そのうえで、同じシリーズや似たジャンルの本を少しずつ提案していけば、読書の世界は自然と広がっていきます。
子どもの「好き」を大切に育てることが、読書好きへの一番の近道ですよ♪


