動画を禁止したからといって本好きになるわけではありません。
この記事では、動画とうまく付き合いながら、子どもが自然と本を手に取る環境づくりのコツを紹介します。
子どもが動画に流されるのはしょうがない
動画視聴はラクなので流されやすい
動画はただ見ているだけで楽しむことができます。
- 話を聞くだけでラク
- 言葉が分からなくても映像で理解できる
- 表情や声色でキャラの感情を推察できる
ある意味、読み聞かせと似ています。
どちらも自分から紙をめくって内容を理解する必要がなく、受け身でいるだけで楽しむことができるので子どもは楽です。
👉 読み聞かせ卒業後に本を読まなくなった!原因と対策
ひとり読書移行期の子どもは1日2時間近く動画を見ている

こども家庭庁の「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」をみてましょう。
この調査によると、子どものインターネットの平均利用時間は
- 小学生(10歳以上)で約3時間54分
- 低年齢層(0〜9歳)では約2時間18分
となっています。
さらに低年齢層では、その大半となる約1時間48分が動画などの娯楽に使われています。
これだけ身近に動画がある環境なら、子どもが動画を選ぶのも自然なことと言えるでしょう。
子どもは「楽な方」を選ぶのが普通
子どもは動画が好きだから本を読まないわけではありません。
大人だって、疲れている日は難しい本を読むより、YouTubeやテレビをぼーっと眺めてしまうことがありますよね。
子どもも同じです。
「本が嫌い」というより、今その瞬間は動画の方がラクだから選んでいるだけ、という場合も少なくありません。
👉 子どもが同じ本ばかり読むのは大丈夫?
👉 漫画ばかり読んでいても大丈夫?
動画を禁止しても本好きにはならない
動画には動画の良さがある
動画は短時間で多くの情報を得られますし、映像や音で理解しやすいというメリットがあります。
そのため、「動画を見る=悪いこと」と考える必要はありません。
実際、料理をしている時や家事を終わらせたい時など、動画に助けられる場面はたくさんありますよね。
問題なのは、動画しか楽しみがなくなってしまうことです。
我が家の子どもも動画をよく見る
我が家の小1次女もよく動画を見ますし、ゲームをします。
ただルールとして「宿題を先にしてから」は守らせています。
宿題をした後は、動画をしたりゲームをしたり、お絵描きしたりと好きに遊んでいます。
次女はフリガナ付きの文章であれば、ひとりでも読めるようになってきたので、動画やゲームの間に気になったものを自分で調べていることがよくあります。
まぁ、大抵がゲームの攻略本なのですが(笑)
でも分厚い攻略本を自分で読めるというのは、彼女にとって凄く誇らしいことなのです。
探していたものを見つけると「動画で言ってたのここに書いてあった!」と大喜びで教えてくれます。
動画か本かではなく、どちらも楽しめる環境を作ろう
「本を読みなさい!」と言われて、本を好きになる子はあまりいません。
読書が義務になってしまうと、ますます本から遠ざかってしまいます。
大切なのは「動画か本か」の二択にすることではありません。
動画を見る時間があっても、その中に自然と本を読む時間が入り込む環境を作ることの方が重要だと感じています。
図鑑でも攻略本でも何でもよいです。
子どもが「知りたいから読む」という経験を積むことが、読書好きへの第一歩になります。
👉 「読みなさい」は逆効果!読書時間を増やす環境づくりのコツ
動画をやめさせるより、本を手に取りやすい環境を作る
まずは本をすぐ手に取れる場所に置く

読書好きな子どもは、特別な才能があるわけではありません。
本が身近にある環境で育っていることが多いです。
例えばこうする
- リビングに本を置く
- 図書館へ定期的に行く
- 寝る前に本を読む時間を作る
など、まずはとにかく子どもの視界に本が入り込むようにしましょう。
子どもが読めるレベルの本を選ぶ
動画に慣れている子ほど、難しい本・文字が多い本は苦痛になりがちです。
最初は、「少し簡単かな?」くらいの本から始める方が、「最後まで読めた!」という成功体験につながりやすいです。
困った時は、小学校の国語の教科書を目安にするのもおすすめです◎
👉 ひとり読みの本選びは教科書を参考に!
👉 月刊絵本を残しておくのもおすすめ
面白い一冊との出会いが読書好きへの近道
動画好きの子ほど「面白い本」と出会うことが大切
「動画ばかり見ている子」は本が嫌いなのではなく、まだ夢中になれる本に出会っていないだけかもしれません。
我が家でも、長女が好きだった本や世間で人気の本を次女に渡しても、全く刺さらないってことが良くあります。
子どもの好みは、本当に一人ひとり違います。
図書館を利用したり、いろいろなジャンルを試したりしながら、「その子だけの面白い一冊」を探してあげることが、読書好きへの一番の近道だと思います。
読み聞かせ〜ひとり読書への移行期こそ、親のサポートが大切
読み聞かせ~ひとり読書に移行するときに、一番大変なのは本選びです。
というのは、ひらがなが読めるようになると「もう子どもひとりで読めるだろう」「放っておいても大丈夫」と、親も気を抜いてしまうんですよね。
でもこの時に、面白い本・子どもにハマる本に出合えないと、子どもはだんだんと読書への興味を失っていきます。
しかし、子どもの好みに合っていて読みやすい本を探すというのはなかなか大変です。
我が家でも、子どもに合う本を探すために、
- 図書館でいろいろ借りる
- 司書さんに相談する(リファレンスサービス)
- ヨンデミー
を利用する
など、試行錯誤を続けています。
親だけで探すのが大変なら、無理をせず便利なサービスを活用するのも一つの方法ですよ。
👉 ヨンデミーは高い?姉妹で使った本音
まとめ:動画を減らすより、本を手に取りやすくしよう
現代っ子にとって、動画を見ることはある意味自然の流れです。
動画を禁止しても本好きになるわけでもありません。
大切なのは、
- 本が身近にある環境を作ること
- 子どもが「読みたい」と思える本と出会うこと
- 読書を義務にしないこと
です。
一冊面白い本に出会うだけで、同じ作者のシリーズを読んだり、似た系統の本を読んだりと、子どもの読書の幅はどんどん広がります。
動画も楽しみながら、本も自然と生活の中にある。
そんな環境を少しずつ作っていくことが、子どもの読書習慣へとつながっていくと私は感じています。

